第28回神戸市シルバーカレッジ学園祭
10月7日に第28回学園祭が開催されました。
今年の3月、総合委員長の越智勇人、久武鈴江さんのおふたりが学長室にご挨拶にお見えになりました。その任務を考えてか緊張されていたのを覚えています。余談になりますが、おふたりとも総合委員長です。どちらかが副委員長ではありません。総合委員長は必ず男女1名ずつとなっているところがKSCの先進性です。おふたりを中心に第28回学園祭はここ3~4年にはない盛り上がりを見せて終わりました。
まずは参加者の多さです。詳しくはまだわかっていませんがここ3~4年前の学園祭の2倍くらいの参加者があったのではないでしょうか。参加者の層についても、日ごろKSCでは見かけない20~40歳代の若者や子どももたくさん会場で見かけました。今年の学園祭は久しぶりに学生、その家族、卒業生の参加が許可されましたが、こういった人たちは在校生や卒業生の子どもさんやお孫さんでしょうか。
クラブ・同好会からのバザー・出店ですが、多くの店が昼前にはもう商品が売り切れていたようです。3学年が一緒に並べていた園芸コースは大人気で、私は、さつまいもは買いそびれましたが、鉢植えのサボテン、韓国野菜のサンチュの苗を200円で購入しました。チャリティバザーの会場もひとでごった返していました。たくさんのお買い得品が並んでいて、多くの人が二つ、三つの品物を抱えてお金を払う列に並んでいました。ボランティアグループ茶道部のお茶とお菓子の接待も落ち着いた雰囲気のなか、和服の師範が話相手をしてくださいました。
なんといってもステージでのパフォーマンスは迫力がありました。私は特に音楽に感動しました。音楽の持つ力を認識させられました。混声合唱団、男声合唱団、音文3学年の合唱などに元気づけられ、すがすがしい気持ちにさせられ、人生は生きるに値すると思わせられました。指揮者の指揮に集中し、一心不乱に自分のパートを務めている姿は輝いていました。平均年齢70歳のKSC生が子どもに戻ったように熱中していて、感動すら覚えました。手話ソングも素晴らしかったです。思い入れたっぷりの手話の身振り、手振りに私も引き込まれて、気が付けば見様見真似の手話をしていました。
学園祭の中で何人かのKSC生と話をしました。うち一人は総合委員長の久武さんです。久武さんは学園生活が楽しい、こんないいところはない、とKSCを絶賛してくれました。園芸コースの浜さんは会場の中を走り回っていました。国際の能勢さんはピンクのチマチョゴリがびっくりするくらいに似合っていました。多くのKSC生が役割をもって生き生きと活躍していました。皆にとって学園祭が記憶に残る楽しい記念になるように奉仕の気持ちで参加していただきました。
今回の学園祭がみんなの記憶に鮮烈に残る学園祭になったことを信じて疑いません。最後に関係の皆様の学園祭への無償の貢献に深く感謝申し上げます。