学習のねらい

国際交流・協力コースの様子その1

国際交流・協力コースの様子その2神戸定住外国人支援センター講師

国際交流・協力コースの様子その3

グローバル化が進展した現代社会において、私たちの生活も大きな変化を経験しています。国際交流・協力コースでは、我が国と関わりのある諸外国についての理解を深めつつ、世界で生じている現代的な課題を学びます。さらに、多文化共生社会の意義と課題を学習し、多様化する地域社会での主体的な国際交流・協力分野での活動に参加する姿勢を育てます。

学習課程編成方針

  1. 政治経済、環境、歴史等の各分野から国際理解のための基礎知識を体系的に学習します。
  2. 在日外国人の実情や国際交流・協力を実践している団体の活動について学び、外国人との交流や支援等に対する理解を深めます。
  3. 我が国と関わりのある各国の事情等に対する理解を深め、相互理解の重要性を認識します。
  4. 学習の集大成として、共通のテーマのもと、グループを編成して、各自の知識、経験を活かした自主的な調査・研究を行い、その成果を国際交流・協力への参画と実践につなげていきます。

各学年の学習内容(令和5年度)

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1年生の学習内容

※令和5年度の学習内容、講師はこちらをご覧ください。

学年目標

外国人との交流や国際協力団体の活動を知ることを通じて、異文化理解の意義を学ぶ。地球規模の諸問題が私たちの生活に及ぼす影響を知る。近隣国を中心に各国事情を知り、国際社会に関しての理解を図る。

学習内容

多文化共生社会 文化人類学
在日ベトナム人
イスラム基礎知識
コミュニケーション論
日本語教育の基礎知識
小学校での日本語教育の実情
留学生との交流授業
国際協力団体 研修生受け入れ(PHD協会)
アジア女性支援(AWEP)
中南米在留者支援(HLC)
神戸YWCA
JICAの事情
海外ボランティア体験談
グローバル化と私たちの生活 食糧問題
貿易自由化と賃金・雇用
ジェンダー・人権論
貧困問題
持続可能な都市
各国事情 韓国事情
中国事情
校外学習 JICA(国際協力機構)博物館        
3学年合同授業

2年生の学習内容

※令和5年度の学習内容、講師はこちらをご覧ください。

学年目標

世界情勢をより深く理解するために、国際関係の歴史や現状等の基礎知識を学ぶとともに、問題の諸相を知り、それらの問題に対応する国際機関の枠組みについて学ぶ。

欧米をはじめとする諸国の各国事情を知り、国際社会に関する理解を深める。

学習内容

多文化共生社会

イスラム世界と日本
日本語教育ボランティア
留学生との交流
グローバル化と私たちの生活 地球環境とエネルギー問題      
国際関係 国家の歴史
東西交渉史
戦後日本外交
世界の民族紛争
難民問題
国際機関と人道支援
国際司法機関の役割
ODAの政策と評価
米中関係
ASEAN
各国事情 アメリカ事情
インド事情
日本と海外の交流 神戸と海外との交流の歴史
美術文化に見る国際交流
グループ学習に向けて 動機づけ、先輩経験談
校外学習 居留地、神戸港見学
図書館

3年生の学習内容

※令和5年度の学習内容、講師はこちらをご覧ください。

学年目標

自分たちにできる国際交流・協力について、グループごとにテーマを設定し、課題を協力して追究する。その成果を国際交流・協力への参画と実践につなげていく。

学習内容

グループ学習 グループ学習の意義
テーマの設定
グループの形成
プロフェッサーによる指導
課題の調査、研究、フィールドワーク
知見と交流の集積
論点の整理
プレゼンテーションの制作
学習成果の発表
学習のまとめの作成、印刷
国際交流・協力活動参加への動機づけ
多文化共生社会 留学生との交流
各国事情 ヨーロッパ事情
ロシア事情
ブラジル事情
校外学習 博物館

学生からのメッセージ

国際交流・協力コース27期生 井上 薫さん

昨今の国際関係について、どのように考えますか。

世界は、日々動いています。

情報は、新聞、TV、ネットなど、各方面から否応なしに入ってきます。しかし、これをそのまま受け入れて良いものかなど、一度自分の頭の中で考えることも必要です。これがなかなか簡単なことではありません。そこに、「国際交流・協力」コースがあります。

「国際交流・協力」の枠にとどまらず、国際関係、経済状況、社会情勢、各国の国内事情など幅広い講義があります。アカデミックな講義が、考える、さらに知りたい意欲を、持ち続けるきっかけを与えてくれます。今更などと思う必要は全くありません。

「ここからはじまるアクティブライフ」ですよ。