健康ライフコースは、健康や福祉について体験的に学び、助け合って生きるための「心と技と体」を培います。
人数
1学年100名
学習のねらい
健康について身体的、精神的、社会的な側面から学び、自らの健康について主体的にかかわり、健康寿命の延伸を図るとともに、地域におけるさまざまなレベルでの参加・貢献をめざします。
学習課程編成方針
- 健康について総論および健康、医療、地域生活・社会参加の各分野から学びます。
- 総論:健康について身体的、精神的、社会的側面から総合的に学ぶとともに地域への参加・貢献のあり方について学びます。
- 健康:自らの健康づくりについての必要な知識、技術を学びます。
- 医療:健康の保持増進に必要な医医療的な知識を学びます。
- 地域生活・社会参加:健康な社会生活、地域への参加・貢献のための知識を学びます。
- グループで学び活動するための必要な知識や技術を体験的に学び、身につけます。
- グループごとに関心のあるテーマに沿って自主的に調査・研究し、学びの集大成とするとともに、卒業後の地域への参加・貢献につながる方向性を見出します。
- フレイル予防、認知症サポート、市民救命などの社会貢献につながる技術を身につけます。



各学年の学習内容(令和6年度)
1年生
学年目標
- 健康を身体的、心理的、社会的な側面から総合的に学ぶ。
- 健康づくりに必要な生活上の知識や医療的な知識、社会参加に必要な知識を学ぶ。
学習内容
総論
- 医療
- 予防医学
- 健康づくり
- 社会福祉
健康
- フレイルチェック
- エクササイズ
- ウォーキング
- 脳トレーニング
- 運動機能の維持向上
- ポジティブ心理と健康
- 自然と健康
- 音楽と健康
- 睡眠
- 食と栄養
- モノの整理は心の整理
医療
- 東洋医学
- リハビリテーション
- 生活習慣病
- メタボリックシンドローム
- 感染症
- 口腔ケア
- 健康診断結果の見方
- ストレスの解消
- ケアの基本
地域生活・社会参加
- 医療保険と介護保険
- 介護サービス
- 聴覚障がいの理解と手話
- ICT入門
- 認知症サポーター養成講座
- コミュニケーション演習
校外学習
- 森林植物園
学年間の交流
- 先輩から話を聴く
2年生
学年目標
- 健康の保持増進のための学びを深める。
- 地域における健康づくりについて関心を深める。
学習内容
総論
- 地域福祉
- 人生100年時代
- ユニバーサルデザイン
健康
- ポールウォーキング
- ピラティス
- エクササイズ
- 川柳
- 色彩、装いと健康
- 笑いと健康
- 調理実習
- 動物と癒し
- 食の安全
医療
- 東洋医学
- 在宅医療
- 外科
- 整形外科
- こころの病気
- 認知症予防
- アルコールとのつきあい方
地域生活・社会参加
- 成年後見
- 高齢者と住まい
- 視覚障がいの理解/点字体験
- ガイドヘルプ/アイマスク体験
- 防災意識を高める
- ICT応用
- グループワーク
- タウンウォッチング
校外学習
- 布引ハーブ園
学年間の交流
- 先輩から聴くグループ学習
3年生
学年目標
- 関心のあるテーマについてグループで学習し、その成果を卒業後の生活や活動に活かす。
学習内容
グループ学習
- 学習の意義と方法
- テーマの設定
- 調査・研究
- フィールドワーク
- 学習成果の発表
- 学習のまとめの作成・印刷
総論
- 健康政策
健康
- エクササイズ
- 筋力トレーニング
- 食の安全
- 冬の過ごし方
医療
- 東洋医学
- 薬、放射能と健康
- 眼科
- 泌尿器科
地域生活・社会参加
- エンディングへの備え
- グループとコミュニケーション
- レクリエーション
- 市民救命士講習
校外学習
- 喜楽館
学生からのメッセージ
健康福祉コース27期生 風折 正美さん
私たちは人生100年時代に向かっている超高齢化社会に生きています。
日本の平均寿命は80歳を超えていますが、平均寿命と健康寿命との間には10年以上の隔たりがあります。
健康ライフコースでは、生涯にわたって健康な生活をするために必要なことを学べます。
例えば食事、睡眠、運動、社会生活などの生活習慣が重要であるとともに、必ず訪れるフレイルの予防等についても学びます。
また、しあわせの村内施設でのスポーツ、さらに校外学習等もあります。
これらの幅広い学習や人々との関わりを通して、健康で幸せな生活を実現・維持するためにはどうすれば良いのかを、健康ライフコースの仲間と共に経験しましょう。