コース・学習内容

ECOライフ/生活環境コース

自然、都市、食などに関わるさまざまな環境問題について学びます。

人数

1学年100名

学習のねらい

くらしと環境のかかわりに気づき、持続可能な社会づくりに貢献できる人を目指します。

学習課程編成方針

  1. 時代の変化や専門性を意識し、興味や関心のあるテーマを主体的に探究、考察する力を伸ばします。
  2. ECOライフってどんな暮らし?をテーマに環境活動に参画することで、地域に貢献できる力を磨きます。
  3. 自然観察体験、エコクッキング実習、多彩な校外学習など仲間と共に五感で学ぶ授業を通して、楽しみながら知識を広げます。

学習の4つの柱

  1. 脱炭素社会づくり
  2. 自然共生社会づくり
  3. 資源循環社会づくり
  4. 地域環境(ECO)づくり

各学年の学習内容(令和6年度)

1年生

学年目標

  1. コースを知ろう(3年間の学び、テーマ)
  2. アイスブレーキング(仲間を知って打ち解けよう)

学習内容

総論
  • 環境問題と私の関わり(ECOライフってどんな暮らし?)
  • SDGSと私たち
脱炭素社会
  • 命を守る気象災害への備え
  • 世界の最新エネルギー動向
  • 創エネ&ゼロエネ住宅(ZEH)うちエコ診断紹介
自然共生社会
  • しあわせの村で自然を観察
  • 生態系と循環と人間
  • 神戸の森を考える
  • 暮らしに関係あるの?生物多様性って
資源循環社会
  • 神戸市 汚水資源化プロジェクト循環する「こうべ再生リン」
地域環境
  • エシカル消費が世界、社会を変える
総合学習
  • オリエンテーション&アイスブレーキング
  • エコクッキングとは?レシピづくり&調理実習
  • 大学生とECOで交流変える
校外学習
  • 家電リサイクル工場を見学しよう
  • 人と自然の博物館で聞く特別セミナー
  • 外来生物展示センター&ふたば資源回収ステーション

2年生

学年目標

  1. 学生生活の中心として、学びを深めよう
  2. グループ学習に向けて準備をしよう

学習内容

総論
  • 「モノ」の一生から見た環境負荷
脱炭素社会
  • 水素スマートシティ神戸構想
  • 再生可能エネルギー
  • 誰でもできる 省エネ、節電
  • まちづくりと交通を考える
自然共生社会
  • 自然環境の保全と再生
  • なぜ野生動物は市街地に出没するのか
  • イカナゴと海の環境/お魚を愉しむ
資源循環社会
  • 未来のために知っておきたい海とプラスチックの話
地域環境
  • グリーンツーリズム
総合学習
  • エコクッキング ステップアップ編 調理実習
校外学習
  • 東水環境センター&東クリーンセンターに見る循環型社会への試み
  • ガス科学館で先端技術の今を知る
  • 弓削牧場のバイオガス施設を場長が解説
  • あいな里山公園
  • 森林植物園
グループ学習
  • 実践 チームリサーチ&発表

3年生

学年目標

  1. 興味関心あるテーマについて積極的に学んでいこう
  2. これからの私をイメージしよう

学習内容

グループ学習
  • テーマ設定、グループづくり
  • サポーターによるアドバイス
  • グループ毎に調査開始
  • フィールドワークに出かけよう
  • 学びの成果をプレゼンしよう
  • 論文集「学習のまとめ」作成
総論
  • 環境コミュニケーションと私たち
  • 食品ロス減に向けて個人できるエコアクション※オンライン講義
資源循環社会
  • ゼロウェイスト社会を目指して
地域環境
  • アスベスト 現状と課題
  • EAT LOCAL KOBEの活動と市民との連携
  • 六甲山を通じて考える国立公園
総合学習
  • 3年間の学生生活を振り返る
  • エコクッキング パーティ企画&調理実習
校外学習
  • 有機農業施設「グランメール」で聞く、土と野菜の話&収穫体験

学生からのメッセージ

ECOライフ2年生 北村信子さん

ECOライフで学んで思う事は、あまりにテーマが多岐にわたり戸惑いがあるな…が、正直な印象だった。地球規模の温暖化の問題、再生エネルギーによる循環型社会。SDGs。大きなテーマばかりではあるが、知らなくて良いはずも、見過ごすわけにもいかない。必要な学びだ。

ECOライフの魅力は、個々の講義を通して、自分の身に引き寄せて環境を考える助けになる事だと思う。いろいろな課題を前に、では私に何ができるのか?どう暮らすか?

著しい変化の中、すべてが良い方または悪い方に向いているわけでもない。技術革新に人の叡智を見るし、棚田の風景に郷愁を感じるのも私たちだ。それぞれ人が、何を大切に生きていくのかのヒントが、ここにある。